いろいろな稼ぎ方が登場してきているこの時代。その中でももはや必須と言えるのは独自のスキルです。はっきり言ってこの時代に独自のスキルがないのは、かなり厳しいと言わざるを得ません。

ひと昔前であれば、企業に勤めていれば一生安泰という雰囲気はありました。しかし、最近では、自由に生きる事がテーマになり、貴重な人生の時間を犠牲にして会社に尽くしても、最終的に得るもの虚無感でしかないと、老若男女気付き初めています。さらには、SNSの発達による上層部の居心地の悪さが顕著です。せっかく出世したにも関わらずやれ、パワハラだ、飲み会なしだ。はっきり言って雇う側も雇われる側も誰も幸せではない状況です。

このような中、誰にも頼らず「稼ぎ続けられる独立性のあるスキル」の重要性はますます高まっています。時代は間違いなく、会社・組織ではなく、個人で生き抜く力を求めています。

グラフィックデザイン制作スキルがあれば、あなたの足でしっかりと立ち、嫌な事は嫌だと言える、そんな手に職を持った人間になれます。一度スキルを身に付けてしまえば、そのスキルを活かして、独立する事もできるようになります。とは言ってもいきなり独立というのはハードルが高いと感じられるのであれば、習得した技術を活かしてプロの現場に就職するのもいいでしょう。また、趣味を充実させるもよし、と人生の選択肢が増えていく事になります。

デザインの世界は非常に非常に深いです。しかし、ツールを利用すればある程度のものは残念ながらできてしまうのも事実です。しかし、やっぱりデザインはそんなに甘くはありません。誰でもできる事、そして愛される事が故にその奥深さは増していきます。

デザイナーにとって大事な事は、客観的な意見をその道の方にきちんと判断してもらう事です。ツールを利用すればなんでもある程度作れてしまう事で、現状に満足しているようでは、気付いた時には手遅れです。本格的にデザインをやっている人はとても若いうちから取り組んでいます。それこそ「夢」レベルでです。そんな世界に対して、ツールの力＝自分の力だと勘違いしているようでは、一生人を魅了できるような作品は作れないでしょう。

訂正します。一部の才能溢れた天才は放っておいても素晴らしい作品を作れるようになります。そして、その方に私から伝えられる事は何一つありません。でも、大多数の普通の人はそうでないと断言できます。

だからこそ、何を勉強したらいいか？そして、今勉強している方向性はあっているか？実際の作業環境はこれでいいのか？初心者のうちは、きちんと導いてくれる人が必要だと、デザインに関しては、私は特に思っています。

でないと、非常に不効率で、無駄な時間を過ごしてしまう可能性があります。ですので、まずは誰からにきちんとした基礎を学ぶべきだと思っています。