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[NFTアート]初心者クリエイターが定番のOpenSeaで、得しないガス代確認方法で最速出品する方法

2022年6月17日

クリエイターである私が、昨今話題のOpenSeaにNFTアートの出品をしましたので、初心者クリエイターでも損をしないガス代確認方法を元に、NFTアートをスマートに最短で出品する方法の解説していきます。

さて皆さんは、NFTとは何かご存知でしょうか?はっきり言ってNFTを一瞬で理解するのは少し難しいです。ですので、ここではNFTが何であるかについての詳しい解説は控え単純に最短・最速でNFTで物を売っていく「出品」のやり方についてをメインで解説していきたいと思います。

NFT出品の際に必要な最低知識

大前提として、NFT分野を利用していくには仮想通貨が必要になります。すなわち投資の世界に関わることになっていきます。ですので、NFT分野で活動するには、投資経験があるに越した事はありません。なぜなら、投資は一歩間違えれば危険ともいえるからです。

とは言っても、ガチガチに投資知識を入れずともNFTへの参加はできます。しかし、それなりの知識をインプットしておくのは大事だと思いますので、以下の最低限押さえておきたい知識を簡単に紹介します。

ブロックチェーン

ブロックチェーンの技術内容について詳しく知っておく必要はありませんが、ブロックチェーン技術を利用しているものが、仮想通貨NFT仮想空間(メタバース)DAOなどであるという事は知っておきましょう。

スマートコントラクト

スマートコントラクトも詳しい事まで知る必要はありませんが、ブロックチェーンやNFTという話題をすると必ず出てくるのがこの言葉です。スマートコントラクトとは「第三者を介さずに行う処理システム」です。すなわち自動販売機のようなシステムイメージでいいので、軽く知っておきましょう。

NFT

NFTとは、「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」というもので、日本語で「非代替性トークン」という意味になります。ざっくり言うと、ブロックチェーン技術を使い「デジタル素材に署名を加える事で、唯一無二の価値を付け加える事ができる」という事です。

NFTとは、固有の物体や・組織的なものではなく、ブロックチェーン技術の応用がされている特定のものを指します。

OpenSea

OpenSeaはNFTと仮想通貨を利用した販売プラットフォームです。OSと略されたりもします。

NFT技術を活用してできたマーケットプレイスはいろいろありますが、その中で9割以上という圧倒的なシェア率を占めているのがOpenSeaというマーケットになります。ですので、夢を持ってNFTアートを出品するならOpenSea一択になると思います。

シェア率参照記事:コエテコキャンパス

仮想通貨

仮想通貨もブロックチェーン技術を用いたひとつです。仮想通貨はすでに10,000種以上もあると言われており、有名なところではビットコイン(BTC)があります。

イーサリアム(Ethereum/ETH)

その数ある仮想通貨の一つにあるのが、イーサリアム(ETH)ポリゴン(Polygon)と呼ばれるものです。

OpenSeaでは、イーサリアムとポリゴンの仮想通貨の利用が可能ですが、ポリゴンは流通量が少ないので、利益を求めて出品するのであれば一般的にはイーサリアム一択になります。

OpenSeaはブロックチェーン技術で作られていますので、円やクレジット決済などは行えず参加するには仮想通貨(一般的にはイーサリアム)を所持しなければなりません。「出品するだけでもイーサリアムがいるの?」となりますが、そうなんです。必要となります。詳しくは下の項目で解説しますね。

ちなみに、イーサリアムの価値については刻一刻と変化しますので、一概に1ETH(イーサ)何円とは言いずらいところがありますので、詳しくイメージしたい場合はこちらのサイトで確認しましょう。

この場合だと、1イーサは15万円くらいになりますね。ですので、「1ETHいくら?」という発想ではなく「1ETH「今」いくら?」と言う発想が大事になりますね。

仮想通貨口座(コイン販売所)

仮想通貨(イーサリアム)を持つ為には、仮想通貨口座から仕入れなければなりません。

仮想通貨口座では、「取引所」と「販売所」があり、どちらでも通貨を手に入れる事はできますが、初心者には「販売所」で購入する方が知識量的に楽ですので、多少損をする可能性はありますが、「販売所」で購入する事をおすすめします。私もそうしました。

仮想通貨口座で有名なところでは、bitFlyer(ビットフライヤー)があります。私はビットフライヤーを使っていますので、今回はビットフライヤーを使っての解説になります。

ビットフライヤーで口座作成する

ビットフライヤーで口座作成する場合は、こちらから登録ページへ移動できますのでスムーズです。

MetaMask(メタマスク)

OpenSeaには今までのような個人「アカウント」というものは存在せず、ログイン識別=メタマスクと呼ばれる仮想通貨ウォレット(財布)を連携させるという概念になります。そのウォレットの代表的なものにメタマスクというアプリがあります。

ガス代

OpenSeaで出品する際はガス代と呼ばれる手数料が発生します。これはNFTアートの初回出品時のみ必要になります。2個目、3個目の出品時にはガス代は発生しませんので、OpenSeaの入会料くらいのニュアンスで大丈夫です。

では、「ガス代っていくら?」という疑問になりますが、ガス代は相場に影響し刻一刻と変動しますので、一概にいくらとはいえないのが現状です。ですので今回の記事では、できるだけガス代で損をしないようなやり方を解説していきたいと思っています。

ちなみに私の場合、ガス代は5,000円程度で出品するところまでいけましたが、相場は常に変動しますので、これが安いのか高いのか、目安にすべきなのかはなんとも言えません。

手数料について

OpenSeaに出品するまでには上記の出品する際のガス代だけではなく、様々な場面で手数料が発生します。基本的には、仮想通貨のやり取り全般にガス代がかかる思っておきましょう。

以下のような場面毎に、0から出品するには最大4回手数料が発生します。これを合計すると結構かかります。私が行った際の体感で合計2〜3,000円ほどかかった印象です。

  • 銀行から仮想通貨口座へ入金
  • イーサリアムを購入
  • イーサリアムをメタマスクに送金
  • OpenSeaに出品する
銀行から仮想通貨口座へ入金

銀行から仮想通貨口座へ入金する際に、銀行口座によっては手数料がかかります。以下で紹介していますが、住信SBIネット銀行から入金する場合は入金手数料が無料です。手数料が気になる人は、手っ取り早く住信SBIネット銀行で口座作成しましょう。

イーサリアムを購入

仮想通貨を購入する際は、だいたいの仮想通貨口座で手数料は無料です。しかし、販売所とは観光地の自動販売機のようなもので、その販売所によって交換レートは変わってきます。コーラの値段が150円のところもあれば、200円のところもあると言う事です。ようは、1万円を握りしめて自動販売機に行っても、レートと場所によってコーラを買える数は変わってくるのです。これは、元本が目減りするので実質手数料のようなものです。

このように販売所によって損得は発生しますが、しかしそれも日々のレートによって変わってきますので、どの販売所だから損得というのは判断は難しく、タイミング、すなわち運次第で高くも安くもなるという感じでOKだと思います。

イーサリアムをメタマスクに送金

イーサリアムをメタマスクへ送金する場合は、ブロックチェーンを利用したやりとりになりますのでガス代が発生します。もちろん、ガス代はレートに依存します。

OpenSeaへの出品

OpenSeaへの初回出品料には、通常イーサリアムを使用します。こちらもブロックチェーンを利用したやりとりになりますのでガス代が発生します。もちろん、ガス代はレートに依存します。

WEB3.0(補足)

現在は、「WEB3.0」の時代に入っているといいます。WEB3.0というのは、ブロックチェーン技術を利用した、仮想通貨やNFT、メタバース(仮想空間)、DAO(新しい形の株式会社)などの事をいいます。

WEB3.0ではブロックチェーン技術を利用したものの発展が多く、それにより一気に仮想通貨が日常生活まで降りてくるなど、今までにはなかった価値が生まれる転換期だとも言えます。

ちなみに「WEB1.0」は、htmlなどを筆頭としたインターネットの創成期となります。「WEB2.0」は、SNSなどのコミュニケーション、そしてネットショッピングなど、今のインターネット活用がそれにあたります。

NFTアート出品までの流れ(全体像と事前準備)

それではNFTアートを出品する為に必要な流れをざっくり解説していきます。まずは大きく全体像を捉えていきましょう。今回はガス代でできるだけ損をしない方法の解説をしていきますので、少しまわりくどいやり方で行います。

0-メール・銀行口座・出品作品の用意

1-仮想通貨口座・メタマスク作成

2-ガス代確認(アイテム展示・仮出品)

3-銀行入金・仮想通貨購入・メタマスク送金

4-アイテム展示・出品・決済

それでは大まかに細部の補足をしていきたいと思います。出品する前にもう一つ知識を高めて、必要になるものを用意していきましょう。

0-メール(任意)

メールに関しては日常的に使っているアカウントを利用してもOKですし、新しくNFT用に用意するのもいいかと思います。

これに関しては単なる管理上の話ですので基本的にはなんでもいいのですが、後から変更するのは大変ですので、ある程度先を見越して準備していきましょう。ちなみに私はNFT専用のメールを用意しました。

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0-銀行口座の用意(任意)

銀行口座に関しては、NFT専用でがっつりやっていきたいという展望をもっているのであれば、この際新たにそれ専用の銀行口座を作るのもおすすめです。

というのもNFTでの収入に関しては投資分野になってきますので、例えば確定申告の際など、一般口座と棲み分けがされている方が管理しやすくなってくると思います。ただ、これに関しても管理上の話ですので、既存の口座を使っていただいても全く問題ありません。

ちなみに私は専用の銀行口座を作成しました。私が開設したのは「住信SBIネット銀行」です。

住信SBIネット銀行がおすすめ

住信SBIネット銀行で口座開設した理由に深い意味はなく、投資好きの兄弟からおすすめしてもらいました。お金を動かしやすいなどとメリットなども言ってましたが、NFT出品するだけなのであればそれは大した恩恵ではありません。

わかりやすいメリットで言うと、仮想通貨口座に入金する際に手数料が無料になるというのがありますが、やはり投資口座として一般口座と分けられるのが最大のメリットだと思います。

住信SBIネット銀行は、単純にNFTの出品というだけであれば全く不便なく使えるし、非常にスピーディーに口座作成する事もできます。基本的に一般的な生活状況であれば、免許証があればすぐに作成できますので、そのあたりも大変満足しています。

ただ、口座作成の途中で金融関連の専門用語的な選択肢が出てきますが、人それぞれの状況に応じて選択肢が変わってきますので、がんばって検索しながらチャレンジしてみてください。

0-出品作品の用意

OpenSeaに出品する作品を用意しましょう。作品に関しては売りたいものであればなんでも構いません。出品できるのは、100MBまでの「画像・動画・音・3D」で、拡張子は「JPG, PNG, GIF, SVG, MP4, WEBM, MP3, WAV, OGG, GLB, GLTF」ならなんでもOKです。

コレクションとは?

OpenSeaで作品を出品する際必要となる概念に「コレクション」というものがあります。コレクションはざっくり言うとジャンル分けです。

大袈裟な例で言うと、絵も歌も上手なクリエイターが出品する場合、作品一覧に「歌」と「絵」がごちゃごちゃに混じっていると、見栄えも悪いしみずらいですよね。ですので、「歌」というコレクションや「絵」というコレクションに分けておこうとという話です。

コレクション分けはかなり重要な出品戦略になりますので、しっかりと考えてから作るようにしましょう。

1-仮想通貨口座の作成

NFTアートの出品も含めた売買を行う為には仮想通貨が必要になります。すなわち、仮想通貨口座が必要になります。「仮想通貨口座?」と、投資経験のない人にはまったくピンとこないかもしれませんが、仮想通貨を扱うそれ専用の口座というのを開設しなければなりません。

口座作成に関しては、登録料や年間維持費などは一切かかりませんので、開設したからお金が減っていくなんて事は全くありませんので、そのあたりはご安心ください。

「そもそも仮想通貨自体にピンと来てないのに、どんな口座があって、どんな口座がいいかなんて判断できるわけがない!」という声が聞こえてきそうですね。その通りだと思います。一般の日本人にとって、仮想通貨というのはかなり遠い存在のような気がします。ですので、私からおすすめさせていただきますね。

仮想通貨口座にはいろいろありますが、NFTアートの出品だけをするのであれば、一回しか利用する事はないと思いますので、正直どの口座でも大差はでないと思います。NFT出品と同時に本格的な通貨のトレードも視野にいれてやっていきたいのであれば、それなりに取引所を選考しても良いのかと思いますが…

ビットフライヤーがおすすめ

私が思うに、これを読んでいる方で一番心配なのが「選ぼうとしている仮想通貨口座で問題なくNFT出品ができるのか?」という事だと思います。

私は投資好きの兄弟のすすめでビットフライヤーの口座開設をしました。何かあれば兄弟に相談できる利点が一番大きかったのですが、作ってみると特段相談する必要もなく、もちろんNFT出品でも何不自由なく使えています。ですので、私はビットフライヤーを皆さんにお勧めしたいと思います。

ちなみにですが、仮想通貨の口座作成は、年会費・維持費・入会料など一切かかりません。また、複数の仮想通貨の口座を持つことも全然問題ありません。ですので、ビットフライヤーで口座を作ったら一生ビットフライヤーでやっていかなければならないなんて事は全くありません

仮でもいいのでまず始めましょう!

OpenSeaをやっていくうちに投資に興味が出てきたら、投資のいろはを学び、その知識を生かして、もう一度別の仮想通貨口座の選別をしてもまったく遅くありません。仮に今回出品した作品が大金を産む事があっても、その大金が直接仮想通貨口座に入るわけではなく、メタマスクに貯められていきます。ですので手元に現金化するには、メタマスクから仮想通貨の口座へ送金しなければなりません。

とりあえず今回作ったビットフライヤーの口座が気に入らないのであれば、現金化や本格投資をするまでに別口座を作成し、それから資金移動やトレードをしても全く遅くない訳です。ビットフライヤーの場合は、免許1つあれば申請から20分で作成する事ができたし、ほとんどの口座作成でもそのように短時間でできると思いますので、さほどタイムロスがあるともいえません。

ようはあれこれ考えてても始まらないし、まずは始めましょう!と言うことですね。とにかく始めない事には何も見えてこないからです。この分野に関しては、やってみて気付ける事というのは本当に多いと思います。口座選定でいくら時間をかけても、そもそもNFTアートが売れなければ何も始まらないですからね。

ポイント

  • ビットフライヤーは仮でもいい
  • 口座選定は知識を増やしてからでも遅くない
  • とにかくまず始める

口座作成手順

では、仮想通貨の口座を作りましょう。言ってますように、今回は私が利用しまったくNFT出品に支障のないビットフライヤーの紹介です。この後のNFT出品の流れ(実践)で必要になりますので、まだ口座開設されていない方はこの場で作っておきましょう

投資系口座作成時の独特の流れはありますが、初めての方は頑張って検索しながらでも口座開設を進めていきましょう。口座開設は本人確認資料(運転免許証、マイナンバーカード、在留カード)いずれかがあればすぐに申し込む事が可能ですので、申請までに手元に用意しておきましょう。私の場合は申請後20分で完了通知が届き、取引できる状態になりました。

以下のボタンをクリックしてビットフライヤー公式ページへ移動しましょう。

ビットフライヤーで口座作成する

ビットフライヤーで口座作成する場合は、こちらから登録ページへ移動できますのでスムーズです。

移動した画面の右上の「新規登録」を押すか、左下のボックスに登録したいメールアドレスを入力して「登録」を押しましょう。結果は同じですが、直接メールを入力する方が1工程すくないので早いです。

登録したメールアドレスにメッセージが届きます。次ステップへのページリンクが貼られています(赤枠内)ので、クリックして進みましょう。

パスワードの設定をします。

チェックして同意していきましょう。

二段階認証の設定」になります。口座作成は個人情報登録は必須で、電話番号も登録することになるのでSMS認証するのが早いです。

任意で、ログイン時に認証するか選びましょう。

次のステップ「本人確認手続き」へ行きます。

外国の重要な公人」の確認です。これは投資関係で必須の質問になりますのが、ほとんどの一般人がそれには該当しないと思いますので、ここにはチェックを入れましょう。

続いて、「本人様情報」の登録へ進みます。提出予定の本人確認資料(免許証・マイナンバーカードなど)と同じ、正しい情報を入力していきましょう。

続いて、「お客様の取引目的等の確認」を行いましょう。口座開設の際は審査があり、申告内容によっては合格できない時があります。とはいっても、今回の目的はNFTの出品で本格的な投資をする訳ではありませんので、合格できそうなラインで記入していってもいいのではないかと思います。申告情報に対して、証拠などの提出は求められませんが、本格的な投資を検討しているのであれば正確に記入し、このまま投資活動をしてもいいかジャッジしてもらいましょう。不合格になった場合は結果を真摯に受け止め、知識や資金を再構築した上で再チャレンジしてみましょう。

今回の場合の「お取引の目的」は「仮想通貨の購入・売却のため」になるかと思います。

実際の立場を偽ることはできませんが、「内部者に該当しません」のまま行ける方がスムーズです。

それでは、続けて、本人確認資料の提出を行いましょう。

運転免許証、マイナンバーカード、在留カードのうちのいずれかが手元にあるのであれば、「クイック本人確認」がおすすめです。

PCで登録作業をしている場合は、出てきたQRコードに起動させたスマホカメラを向け、撮影範囲にQRコードをいれればOKです。最近の機種なら特にQR読み込みアプリなどは不要です。

あとは画面が誘導してくれますので、少しコツがいりますが、がんばって撮影していきましょう。もちろん、すべてスマホでの操作になります。

本人確認資料が提出できれば、最後に銀行口座の登録を行っていきましょう。後のコイン購入時に必要になりますのでこの段階で登録しておきましょう。アカウントのホーム画面右側の「アカウント情報」から登録していきます。

以上で仮想通貨口座の作成完了です。本人確認資料(運転免許証、マイナンバーカード、在留カード)の方が用意できれいれば、20分もあれば開通できると思いますので、頑張ってやってみてください。

ビットフライヤーで口座作成する

ビットフライヤーで口座作成する場合は、こちらから登録ページへ移動できますのでスムーズです。

1-メタマスクの作成

メタマスクという仮想通貨ウォレット(財布)がNFT売買には必要になります。この後のNFT出品の流れ(実践)で必要になりますので、まだアカウントを作成されていない方はこの場で作っておきましょう

メタマスクはPCならGoogleChromeの拡張機能(デスクトップアプリではありませんよ)になります。「え、弱くない!?」と感じるかも知れませんが、現状そうなっているので仕方ありません。スマホの場合は通常のアプリがあります。

作成手順(PC)

PC作業の場合は、まずはchromeウェブストアにいきましょう。

「MetaMask」との検索をしましょう。

「Chromeに追加」を押しましょう。

許可していきます。

少し間が空きますが、Chromeに追加されると以下の画面が表示されるでしょう。

上の画像が出てこない場合は、右上のパズルのようなマークを押し白のピンマークを押せば、簡単に呼び出せるようにアイコンが表示されるようになります。

進めていきます。右側の「ウォレットを作成」を押しましょう。左側はすでにアカウントを持っている方用です。

同意していきましょう。

パスワードの設定を行います。

次へ

グレイの鍵マークをクリックすると、「シークレットリカバリーフレーズ」というとても重要な情報が表示されます。

赤い枠の中に表示されたフレーズを保存しましょう。

注意

秘密の暗号(シークレットリカバリーフレーズ)は非常に大事なものになりますので、きちっとしっかり保管しておきましょう。PCに保管するのも、紙で保管するのもどちらもリスクはありますが、どちらが最善かを判断ししっかりと保管しましょう。

次の画面で、なぜか「シークレットバックアップフレーズ」と書かれていますが、これは全ページのフレーズの事になりますので、下の赤枠内にある単語をそれ通りに順番に選択していきましょう。

完了です。

こちらの画面が出てくれば、問題なくメタマスク作成完了となります。

作成手順(スマホ)

スマホの場合は、スマホデバイスに合わせてApp StoreGoogle Playから「MetaMask」と検索してアプリをインストールしていきましょう。

基本的には上記PCと同じ流れになります。すでにPCでアカウント作成している場合は、最初の選択で、「いいえ、すでにシークレットリカバリーフレーズを持っています」を選択しましょう。さきほどPCで作っているのに二重で発行しないように気をつけましょうね。

2-ガス代の確認

いったいいくらガス代(出品手数料)がかかるか気になりますよね。言ってますように、ガス代は一定ではありませんので、現時点で必要になりそうなガス代を確認して、必要金額の目星をつけておきましょう

まずは、OpenSeaのページにいきます。真ん中の「Create」ボタンか、右上の人形アイコンを押しましょう。

仮想通貨ウォレットの連携を促されますのでメタマスクを選択します。

メタマスクが用意されていれば、以下のような画面になりますので、表示されたアカウントを確認のうえ、次へ。

署名を押しましょう。

これでウォレットが連携となり、これがOpenSeaでの専用アカウントになります。従来までの「メールアドレスで認証してー、アカウント作ってー」みたいなのはありません。WEB3.0すげー。

認証が終われば、初回は出品のコレクションから作成していきましょう。上部メニューバーの丸窓のアイコンをクリックして、「My Collections」を押します。

Create a collection」を押します。

 

各アイコンやバナーなどの設定ができますので設置していきましょう。いつでも変えれますので、とりあえず登録する形でも大丈夫です。

サイズは、Logo image(350 x 350px)、Featured image(600 x 400px)、Banner image(1400 x 350px)が推奨されていますので、事前に用意できているのがベストです。

 

Name」は、コレクションを分類する為の名前を入力しましょう。「URL」は、Twitterやポートフォリオサイトなどがあれば入力しましょう。「Description」は、1,000文字以内でそのコレクションの説明を入力しましょう。

Add category」では、そのコレクションのジャンルを指定できますので、今回は「Art」を選択しておきます。

Links」では、そのコレクションの購買欲を上げれる関連サイトがあるのであれば、埋めれるだけ埋めていきましょう。なくても大丈夫です。

Creator Earnings」の「Percentage fee」では、作品が転売された時に発生する制作者へのマージンを決めることができます。いくらでも問題ありませんが、最高が10%ですので、ここでは「10」を入れておけばよいのではないでしょうか。

Blockchain」では、支払いなどで使用するコインの種類を選べます。「Polygon」などの仮想通貨も選べますが、流通量的に考えると「Ethereum」一択となると思うので、Ethereumの選択を推奨します。

Your payout wallet address」では、メタマスクのウォレットアドレスを入力します。

ウォレットアドレスは、メタマスクの画面のアカウント名下の数字になります。クリックするとコピーできるようになっています。

Display theme」は、コレクションの見せ方の選択ですので、自分の作品に適したものを選びましょう。最後に「Create」を押しましょう。

以下の画面になれば、コレクションの登録がひとまず完了です。

それでは再度トップページに戻って、今度は「Create」のボタンを押しましょう。

あなたが出品したい商品(NFTアートの場合は画像)を、ドラッグアンドドロップしましょう。

出品したい作品の情報を入力していきます。「Name」は、作品のタイトルを入力しましょう。「Externallink」は、作品と関連のあるポートフォリオサイトなどがあれば入力しましょう。「Description」は、その作品の説明を入力しましょう。

Collection」では、先程作成しておいたコレクション名を選択します。もちろん、出品作品と関連性がないといけないので、例えば「格闘技関連」というコレクションなら、この作品は、格闘技に関するアート作品でなければなりません。「Collection」以下の項目は、基本的にはそのままで大丈夫です。

そのまま「Create」ボタンを押しましょう。

以下の画面になると、登録した作品があなたの所有物として展示される事になります。この段階で第三者から見られることになり、お気に入り登録などを受ける対象にもなります。

ただし、現状ではまだ売られている状態にはなっていません。ですので、右上の「Sell」ボタンを押しましょう。

いろいろ決められますので決めていきましょう。「Type」では、どの販売方法を取るか選択できます。「Fixed Price」は、固定価格という意味で自分の希望価格のみで販売することができます。「Timed Auction」では、オークションスタイルの変動額販売になります。知名度や販売実績がない状態でオークションをしても何の意味もありませんので、無名の人や初心者の方は「Fixed Price」を選択しましょう

Price」で、希望価格を決められます。単位はETHになりますので、日本円で1万円売りたいなら、以下のサイトで1万円が何ETHなのかを調べて入力しましょう。

Duration」では、販売期間を決められます。「Creator Fee」は、コレクションで指定した転売時のマージンが反映されています。問題なければ、「Complete listing」を押しましょう。


すると、ここで改めてメタマスクの認証が求められるようになります。認証画面をスクロールします。

ここに、現段階で必要となるガス代が表示されます。

今回なら0.01091256ETH必要で、隣に$12.07と書いてますので、だいたい1,500円くらいのガス代が必要なのだと目星がつきます。メモしておきましょう。

目星がついたら「確認」せず(メタマスクにそもそも入金されていないのでボタンを押せませんが)、「拒否」を押せば出品取り消しになりますので押しましょう。

いくら仮想通貨口座に入金するのか

ガス代に目星がついたら「いくら仮想通貨口座に入金するか」が重要になります。現実的にお金(円)が減るのはこの瞬間のみになります。今回はNFTアート出品のみで、最低限の支払いで済ませられるように考えていきます

上記で現状ガス代が0.01091256ETH($12.07)必要でした。これは日本円になおすと、だいたい1,500円くらいですよね。ということは、「1,500円入金したらよいね」と思えるですが、これは落とし穴ですので以下の事に気をつけましょう。

ガス代は変わる

ガス代は刻一刻と価格が変わります。私の場合は、当初10,000円から3,000円くらいの振れ幅がありました(今よりETHの価格自体がそもそも高かったです)。このくらいの誤差は分単位で出てきますので、事前に口座開設などの用意は済ませておき、できるだけ時間によるギャップが生まれないようにしないとせっかくガス代を調べた意味がなくなってしまいます。

ガス代の為に多めに入金しておく事がベストではありますが、最初の登録手数料(ガス代)を払う為だけに余分なお金を仮想通貨口座やイーサリアムで保有しておくのは避けたいですよね。NFTアート出品だけの目的の人からすると、余ってしまった普段使わない口座資産というのは、はっきり言って出金するにも手数料で目減りするので円としては死んでしまう可能性が高くなります。ですので、できればギリギリのやりとりにしておきたいです。

上記の算段から、例えば1万円必要と目星がつくのであれば、1万円+手数料+相場の上がり下がりを予想して、倍とはいいませんが、「2万円ほど入金しておく」との見解になります。

手数料が要注意

気をつけておきたいのは、もし最後のガス代を払う際に予定していた2万円をオーバーし、21,000円分必要になってしまった場合です。急いで1,000円分のイーサリアムを購入して対応といきたいところですが、円をここまで連れてくるのに、また最大4回の手数料が発生します。結果、1,000円分のイーサリアムを補給するのに3-4,000円かかってしまうという事になってしまうのです。

「うーん、じゃあやっぱり多めに入金しといた方がいいんじゃあ…」はい。正直、安定して出品を一回で決めたいのであればそれが確実だと思います。でも、口座にお金が余ってしまう問題もはらんでしまいますね。もちろん出品が完了した後、イーサリアムの価値が高騰すると思わぬ収益になることもありますが、基本的にはあてにできません。ですので、NFT出品だけ目的の場合、このあたりの判断は非常に難しいですが、多めに入金しておくほど気は楽であるとは思います。

NFTアートを出品する具体的な流れ(実践)

さて、ここまで知識もアカウントなども用意できていれば、あとはさくっと出品まで一気にいきましょう。

それでは、仮想通貨口座に入金していきます。仮想通貨口座のホームのサイドメニューの「入出金」をクリックしましょう。

日本円が選択されている(2個の矢印マークが右に付いている)状態で、上部タブで「入金」が選択されている事を確認し、どの方法で入金するかを選びましょう。住信SBIネット銀行で入金する場合は手数料無料ですが、他の方法や銀行だと手数料がかかる場合もあります。

進んだ先で入金額を入力すればOKです。いくら入金するかは、事前確認しているガス代を目安にプラス手数料と相場の上下も考慮し入金しましょう

口座へ入金できましたら、次は仮想通貨のイーサリアムの購入をしていきます。アカウントのホーム画面左メニューバーより「販売所」をクリックしましょう。

上部タブが「BTC/JPY」に当てられていますので、イーサリアム「ETH/JPY」を選択し、「買う」を押しましょう。

購入する金額を入力します。イーサリアムは1円単位で購入可能です。例えば、1万円使うつもりで入金しているなら、ここは1万円全額になります。

イーサリアムの購入が完了すれば、このコインをメタマスクに送付していきますので、またアカウントのホーム画面に戻り、左メニューバーよりまた「入出金」をクリックしましょう。

今度は、左のラベルでイーサリアムが選択されている事を確認のうえ、上部タブでは「送付」を選びましょう。下の「アドレスを登録する」で、作成しておいたメタマスクのウォレットアドレスを登録します。

ウォレットアドレスは、メタマスクの画面のアカウント名下の数字になります。クリックするとコピーできるようになっています。

うまく連携できましたら送金を実施します。目安をつけて入金をしているのであれば、保有分を全部送付する形で問題ないと思います。

ただし、0.005ETHの手数料が必要と記載され、それも支払う形になります。もちろん、相場にもよりますが今の状態では679円手数料でとられます。結構高いですよね><

メタマスクへの送金は少し時間がかかります。10分くらいかな?ですので「金額が反映されない!」と焦らず待ちましょう!完了すればメールで通知が来ます。

注意

もしウォレットアドレスなどが間違えていた場合は、送金したお金は二度と返ってきません。少額をテストがてら一回送金するのも一つの手だと思います。しかし、その際には上記のように手数料がかかりますので、その事も考えて実行していきましょう。

メタマスクにイーサリアムがある状態で、再度OpenSeaに入ります。ログアウトされていたら、再度メタマスクでログイン(メタマスクの連結)しましょう。

すると、出品者画面にいけますので、出品したいアイテムを選択し、再度「Sell」を押しましょう。事前にガス代確認をしていればこの流れになります。よくわからない方は上のガス代確認の方法を再度確認しましょう。

規定条件を入力すればメタマスクの認証画面が出てきます。下の方にスクロールするとガス代が表示されています。現在のメタマスクに相応のイーサリアムがある場合は、そのまま「承認」で出品完了となり、あと売れるのを願うだけです。お疲れ様でした^^(出品するまで大変すぎ!)

ガス代が足りない場合

しかし、レート変動により目安にしていたガス代が上がってしまい、メタマスクのイーサリアムでは足りない場合があります。そんな時は2つの方法があります。

待つ

相場は常に変動し続けますので、本当に時間帯によって金額が変わります。ですので、確認画面でじっと待っているとガス代が安くも高くもなります。ですので、今メタマスクにあるイーサリアムの額で承認できる瞬間が訪れる可能性はあります

私もメタマスク内に8,000円くらいのイーサリアムしかはいっておらず、最初は必要ガス代が10,000円ほどでしたが、待っていると価格が下がって5,000円程度で承認できました。

しかし、これには保証がありません。今見ている価格が結果底値で一番安かったという可能性もあります。ですので、相場を見て上がり下がりを見極めたいところですが、基本的には予想は難しいと思いますので、運とタイミングと言わざるをえません。

追加入金をする

足りない分を追加入金をするという方法ももちろんあります。ただ説明してきたように、追加入金をする場合は、また都度手数料がかかりますので、その分も見越して入金する必要があります。もちろんレート変動により、追加入金をしてもまた足りないという可能性も全然あります。ギリギリを攻めるか、余裕をとるか、そこはやはり一長一短だと感じます。

出品後の対応

出品したら以下のような事に気をつけましょう。

営業ツールはTwitter

NFTアートの主戦場はTwitterになります。NFTアートは、基本的には「出品すれば売れる」というものではなく、「ツイッター経由で話題になり売れる」という流れが一般的です。ですので、新・旧問わずTwitterは用意しましょう。もちろんフォロワーが多い方が圧倒的に優位ですが、たとえ少ない場合でも地道に運用戦略していけば売れる可能性は十分にあると思います。

ポートフォリオ作成

ウェブサイトを作る技術があるのならば、ポートフォリオサイトも用意しておく方がベターです。単純に、作品が気になったユーザーが買いやすくなりますからね。私が運営・監修している無料のウェブ制作講座はこちらから。

主戦場は英語圏

まだまだNFT関連は日本での浸透が少ないので、世界的な観点からすると主戦場は英語圏となります。ですので、作品紹介やツイッター関連も基本的には英語版で用意しておく方がいいかなと思います。ただ、現状で日本人のフォロワーがたくさんいるのであれば、そのままのアカウントで日本語勝負しても日本の投資家が購入してくれる可能性は大いにあると思います。

詐欺に注意

NFTをやるにあたってのデメリットによく挙げられるのが法整備です。法整備が不安な事によって、大きなトラブルに巻き込まれるのではないか、そういった見解もあります。これはその通りだとも思うし、そんな事を考えていたら利益は望めないという事も言えます。やはり、そのあたりは自己責任と言わざるをえませんが、これだけは注意した方がいいと断言できるのは「詐欺」です。

OpenSeaというのは、世界規模の何億というお金が動くメガマーケットです。そういったところには詐欺が発生します。ですので、やる限りはそのあたり、くれぐれも注意したほうがいいでしょう。

詐欺の手口

聞いた定番の詐欺手口はツイッター経由のDMです。「あなたにすごく可能性を感じている。別の仕事の依頼がしたいから、仕事内容を書いた添付のファイルを確認して欲しい」と書かれた添付ファイル付きのDMが届きます。想像してみてください。あなたはどう思いますか?自分の作品が受け入れられた事に歓喜しますよね。完全に気を許してしまわないですか?さらに相手は、DMを送る前にあらかじめあなたの作品を何点か購入している可能性だってあります。完全に信用してしまいますよね。

DMのほとんどは、外国人からのよくわかない英語メッセージです。そのファイルをクリックした末路はウィルスが潜入し、メタマスク情報が抜かれ、その中にあったお金がなくなってしまう訳です。私は詐欺なんかには遭わない、そう思っていても上のような状況だと結構ひっかかってしまいませんか?

詐欺から守る

そんな詐欺から資産を守るために、以下のような事に注意しましょう。

アカウント確認

連絡が来たツイッターアカウントが最近作成されたものや、フォロワー数が少なければ怪しいと思いましょう。また、その人のTwitterの呟き内容や行動の様子なんかも入念にチェックしましょう。純粋なコレクターであるかはそのあたりでなんとなく判断できてくると思います。

URLの確認

OpenSeaを利用した詐欺なども横行しているので、フィッシングされた先でメタマスクを連結させてしまうと大変ですので、常に移行先のURLを確認しておきましょう。

ハードウェアウォレットの導入

暗号資産を守る方法として強固とされているのが、ハードウェアウォレットの導入です。ハードウェアウォレットは暗号資産をオフラインで管理外付けメディアです。しかし、ハードウェアウォレットもデメリットがあります。

  • 一万円以上で、高価である
  • アマゾンで売ってるものでも詐欺商品の可能性あり(公式以外から買わない)
  • 壊れたらどうする?
  • 情報を忘れたら二度と戻らない
  • デバイスが小さくて操作しずらいし、すべて英語

ですので、ハードウェアウォレットも完全ではありませんが資産を守る方法の一つとして頭に入れておきましょう。なにせ、詐欺に会わないように、「先行者益だ!」と浮かれてほいほいクリックしないように十分に気をつけてくださいね。

NFTの今後について

さて最後に、NFTの今後はいったいどうなのかについて考えてみたいと思います。私は投資家ではありませんし、投資経験もありませんので、投資の見解に関しては粗末な事があるかもしれませんので、その点ご了承くださいね。

まず言える事は、今まで解説してきたように、NFTに関しては、日本からの参入はまだまだハードルが非常に高いと言えます。理由は以下の通り。

  • 決済に、円・クレジットカードが使えない。仮想通貨必須。
  • ただでさえWEB3.0で今までにない機能(メタマスクなど)が導入され、理解できない
  • 最大のNFTマーケットのOpenSeaは英語サイト
  • ツイッターなどの営業戦略に関しても、対外国人を狙うのであれば英語でのやりとり
  • ガス代が安くない

やはり一番物理的に障壁になるのが、「ガス代を払うのに、わざわざ口座開設し仮想通貨を取り扱わないといけない事」です。はっきり言ってここに関しては、初心者からすると未知の恐怖感やシンプルに理解が難しかったりもします。ですので、しっかり理解しようと思えばそれ相応の学習が必要になります。

先行者益

ただ、利益を狙いたい人にとって参入のハードルが高いというのは本当はすごくいい事なのです。なぜなら「みんな様子見でやらない」から。

皆さんは、先行者益という言葉はご存知でしょうか?簡単に言うと「ただやるのが早かっただけで、優位な位置に立てる」という事です。WEB2.0の世界観のYouTubeなどは顕著にそれを感じられます。ただ、初期からYouTubeをやっているだけで、チャンネル登録者は簡単に獲得でき、それに応じた利益を得ることができています。それはただの一般人でも可能でした。

これは現在のレッドオーシャン化しているYouTubeではありえない事なのです。今はどれだけの実力者であっても、先行している者に数字で追いつくのはなかなか難しく、ましてや、素人・無名状態であればかなり厳しいと言わざるをえません。

でもNFTに関しては、参入に結構なハードルがあるからこそ、日本ではまだブルーオーシャンだと言えるのだと思います。これが、「円・クレジット決済OK」「メールでアカウント作成して即スタート!」みたいな感じになってくると、あっという間に真っ赤っかのレッドオーシャンと化します。この参入ハードルの高い今こそチャンスと言えます

NFTって流行るの?

現在NFTで主流となっているのが、仮想通貨アートゲーム仮想空間です。私的に需要が今後急拡大していきそうな予感がするのは「仮想空間(メタバース)」です。メタバースというのは、仮想空間の中で遊びやコミュニケーションをとっていく場所で、現実世界とは違う楽しみ方をできる空間になります。映画の「レディ・プレイヤー1」というのを見るとイメージしやすくなります。

海外の映画は現実を先行しています。Netflix関連では、宇宙関連の作品が多数あり、近い未来がかなり具体的な映像となっています。仮想空間の分野に関しては直近ではないでしょうが、2.3年後に世界を一変させてくる可能性はあると感じています。

NFTアートってどうなの?

では、NFTアートの分野に関してはどうでしょうか?ビープル(Beeple)の作品が高額で落札されたのは有名な話で、それをきっかけに世界的な観点から見ると参入者は日毎に増えていっています。

また増加理由に、アートの価値は人それぞれですので、誰でもアートを作成できるため新規参入の壁が高くないという背景もあります。ですので、投資家よりもクリエイターの割合が圧倒的に多くなってきているとも言われています。はっきり言って、これはクリエイターからするとよくない傾向だと思います。やはり投資家が増えない事には規模拡大は望めません。そのバランスが悪くなるとクリエイターは安売りを始め、価格は破壊され、市場価値がどんどん低くなり、NFTという世界の魅力は減っていくでしょう。

また昨今、いろんなプロジェクトの発想や戦略というのが組織的にリリースされていって、実力も資本も人気もあるパワークリエイターにしかスポットがあたりにくくなりつつもあります。ですので、今後のアート分野に関しては、知名度のない一般人に旨みがあるのは難しくなってくるとは思います

ただ、まだいけます。先行者益はまだ一般人でも狙えます。なぜなら、やはり日本人の参入にはハードルが高いからです。あなたの周りの人に「NFTって知ってる?」と聞いてみてください。その反応で世間への浸透度はなんとなく感じられると思います。「NFT?知ってるよ。やってるよ」と、誰でも参入し始めた時には、実力や知名度のない人にチャンスは訪れるのはかなり少なくなってくるでしょう。

デジタルアートの価値

NFTアートの利用価値の一つで言われているのが、メタバース(仮想空間)での展示です。「でも、デジタルアートにいくら署名があるからって価値ってあるかな?現物欲しいよね」と、感じてる人も多いかと思います。確かに。それは私も思います。

でも、こういう意見もあります。そもそも投資家がアートをコレクションする目的は、チープな表現を使うと自己顕示欲、ようは自慢です。コレクションは人にみせてなんぼなのです。しかし、皆さんは金持ちの大豪邸の中に飾られた名画を見に行った事がありますか?金持ちの高級車は駐車場までいかないとじっくりみれないですよね。コレクションは共有されて、はじめてその所有者に価値を生みます。そう考えると、デジタル空間で提示するというのは、誰でも見ることができますので、現物を所有するよりもコレクターの自己顕示欲を満たす最適のツールだとも思えます。

また、仮想空間での使用例の他にもよく出ているのが、ツイッターの待ち受け画像です。「Twitterの待ち受け画像に何千万円も価値あるかな?」これも上の理論で言えば、大いに価値のある行為だとも言えます。

WEB3.0は時代の転換期であり「現物がなければ価値はない」そんな価値観に拘るのは危険な発想とも言えます。皆さんは、SNS初期の「いいね」や「フォロワー数」にどれほどの価値を見出せていたでしょうか?「デジタルアート?いらねえ」と、誰しも今の段階では思ってしまいますが、世界の価値基準はあっという間に変わり、気づいた時には取り残されているという事もあるんじゃないでしょうか。

NFTアートの魅力

NFTアートに夢があるのは、単純に利益率が天井知らずという事です。作品が転売される毎に作成者にマージン(印税)が入るシステムになっています。ネットで作品を売りやすくなったとはいえ、クラウドソーシングなどでは作品を売ってそれで終わり、転売される事で新たな利益を得られるなんて事はなかったです。おまけに、著作権まで譲渡させられる事も多々あります。そんなシステムのおかげで何かがきっかけで価値が見出されれば、NFTアートは途方もない利益を生み出してくれます

また、作品は技術的に上手いから売れるという訳ではないのも人気の理由です。はっきり言ってNFTアートの中には、ため息ものの、どれだけ遠くにいるのだろうと感じるほどクオリティーの高い天才の作品は山ほどあります。しかし、それらがこぞって高値で取引されるかというと、そうでもありません。小学生が書いた落書きの延長みたいなものでも、誰か力のある人が「これは価値がある」と言えば、とんでもない価値で取引されることになります。

NFTアートにはそんな特性があり、見た目の美しさや精巧さに絶対的な価値がある訳ではありません。あくまでそれらは価値上昇の入り口やきっかけにすぎず、むしろ、将来性、背景、制作方法、プロジェクト、などそういったものにこそ価値が見出される傾向にあります。ですので、NFTアートは誰にでも夢があると言えます。

世界の投資家像

昨今、NFTアートへの投資家の参入はクリエイターよりも圧倒的に少なくなっているようです。私が知っている投資家も「ちょっと見通しが悪い」「先行き不安」との見解をしていました。そういう風潮が強まれば、投資家の参入はますます少なくなると言えますね。私もそう思います。

しかし、面白い事を言っている動画を発見しました。

この動画の中で投資家像について触れられていますが、なんと世界の投資家の多数が10代、20代の男子との事なのです。これには私も驚きました。皆さんは、投資家は40歳以上ぐらいのお金持ちのおじさん(例えば、前澤さんとか)で、気まぐれで買ってくれている、と思っていたのではないでしょうか?

しかし、世界の投資家像は違っていたのです。世界には若くして投資という分野に虎視眈々と目を光らせている若者はいて、その人達がNFTという世界に可能性を感じ、小さく実労で得たお金を投資し行動に移しているのです。

ですので投資家像の固定概念にとらわれていた人は、私も含めて「ちょっと見通しが悪い」「先行き不安」と早々に考えるは、小さい日本の感覚で、世界基準の動向にまだまだついて行けていなかったのではないかと思います。若者は常に、おもしろいものにいち早く反応しているのです。

今後の世界

NFTの参入により、一気に一般人に仮想通貨というものが浸透していく可能性があります。なぜなら、入り口はどうあれ仮想通貨を購入する事により、相場が気になってくるようになるからです。

最初は販売する側だったけど、だんだんトレードしたくなって買う側にまわる可能性も大いにあります。トレードをしだすと相場が気になり、経済が気になり、投資の勉強もしたくなってくるかもしれません。今後、このように仮想通貨がもっと介入してくるようになって、「支払いはイーサリアムで」なんて日がくる可能性もあるのではないでしょうか。そうなると、一般人のマネーリテラシーはどんどん向上し、今の「円」への価値観も変わって、日常の常識までも変わってくることもあるのではないでしょうか。

私はWEB3.0の未来についてワクワクしかしません。だからこそ言いたいのは、ここまで出品方法について丁寧に解説しといてなんですが、はっきり言ってNFTアートがOpenSeaで売れるかどうかというのはさほど重要ではないという事です。一番重要なのは、いち早くこのWEB3.0という新世界に触れ・参加する事だと思います。WEB3.0は世界を一変させる可能性を大きくはらんでいます。向こう10年を支配してくるであろうWEB3.0に対して、いかに早い段階でアンテナを立て、行動できるかが、今後の世界でいかに勝ち進んでいけるかになるのではないでしょうか

WEB3.0がちょっとでも気になるのであれば行動していきましょう。その小さな行動の一歩としてNFTアートの出品を利用しましょう。体験する事で、必ず見えてくる景色は変わってくると思います。すると、周りよりも一歩先の未来を予想し行動できるようになるのではないでしょうか?

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