Illustratorで、簡単に温かみのある子供向けや手書き感のあるイラスト制作をするテクニックのご紹介をします。
少しタッチを工夫するだけで、イメージを変える事ができ、有名な「いらすとや」さんでも用いられている(実際に制作状況を確認していませんので、断定はできませんが)であろうテクニックにもなりますので、状況に応じて使っていきましょう。
この記事は、動画バージョンでも解説しておりますので、動画で学習されたい方は以下のリンクより閲覧下さい。
制作方法
それでは、Illustratorで適当にイラストを用意しました。
今回は、数値が重要になりますので、「500px×500px」のカンバスサイズでイラストを用意する事にしました。
オブジェクトを選択し、アピアランス効果の「パスの変形」→「ラフ」を適用させます。
アピアランスの事がわからない方は、以下の記事を参考にしてみてください。
Illustratorのアピアランス機能の実践的なおすすめ使用方法[初心者講座]
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「ラフ」で適用させた数値は、500pxのオブジェクトに対して、「サイズ:0.1%」「詳細:100/inch」という数値になります。
「丸く」か「ギザギザ」はどちらでも対して差はありません。
ここで大事ポイントは、「サイズ」を極端に小さくし、「詳細」を高く持っていく点になりますね。
できるだけ「サイズ」を抑える事で、より自然な手書き感を演出する事ができます。
適用させれば完了です。
パッと見はあまりわからないかもしれませんが、「after」画像の方がシャープさがなくなり、なんとなくぼやけて柔らかい印象がありませんか?
足元の影などの方が、顕著にわかりやすいですね。
今回は、複雑なイラストをまとめて適用させましたので、わかりづらいところなどがありますが、バーツごとに分けて丁寧に実行していけば、問題なく使えるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Illustratorのアピアランス効果「ラフ」を利用して、簡単に子供っぽい、手書きの演出をイラストに生み出す事ができました。
ぜひ、デザイン制作の引き出しに入れて、状況に応じて使いこなしていきましょう。