ホームページの運用をしていると必ずと言っていいほど、スパムコメントというのが届くようになります。相手にしないのは当然の事なのですが、放っておいてもよくありませんので、事前に対策をしておきましょう。
WordPressでサイト運営をしている場合は、Akismet Anti-Spam (アンチスパム)と言うプラグインを利用すれば大方は処理してくれますので、是非入れるようにしましょう。
Akismet Anti-Spamとは?
Akismet Anti-Spamとは、WordPressに最初から入っている(有効化はされていません)プラグインで、スパムコメントを自動で判断し専用フォルダに振り分けてくれるシステムになります。
使用するには一見有料のようにも表示されますが、設定次第で無料で利用できますので、是非導入していくようにしましょう。
Akismet Anti-Spamの導入方法
Akismet Anti-SpamはWordPressインストールの初期設定でプラグイン に導入されていますので、新たにインストールなどをする必要はありません。
しかし、クリック一つで「有効化」する事はできず、wordpress.comへの登録をし、APIキーと言われるものを発行し、それをプラグインに認証させる必要があります。少し手間ですがAPIキーはWordPress運営で時々使うこともありますし、手順通りにやっていけば問題ありませんので落ち着いてやっていきましょう。
wordpress.comへの登録
それでは、wordpress.comへの登録をしていきましょう。
ダッシュボード画面のプラグインからAkismet Anti-Spamの「有効化」を押しましょう。
すると、上部に「Akismetアカウントを設定」というボタンが出てきますので、押しましょう。
続く画面でも「Akismetアカウントを設定」ボタンを押しましょう。
「SET UP YOUR AKISMET ACCOUNT」ボタンを押します。
wordpress.comへの会員登録画面が出てきますので、ココは大人しくアカウントを発行しておきましょう。
wordpress.comとは、Akismet Anti-Spamとは関係なく、WordPress自体の運営母体になります。既にwordpress.comのアカウントを持っている方はそのままログインすればOKです(基本は登録してない事の方が多いと思いますが)。
こちらで登録するアカウントは、運営中のWordPressサイトとは全く関係ないものなので、使用中のメールアドレスじゃないとダメとかではありません。パスワードやユーザー名も含めて自由にアカウントを作成していきましょう。
今後も利用することがありますので、きっちりとメモを残しておくようにしましょう。
APIキーの取得
アカウントの発行が終われば、続いてAPIキーの発行になります。
一番左の「PERSONAL Name Your Price」を選択すると無料で利用することができます。「Get Personal」ボタンを押しましょう。
左にクレジット情報・右に料金のスライダーがあります。初期では、¥4500となっていますが、このスライダーをググッと左に寄せて¥0まで持ってきましょう。
すると、左のクレジットカード情報の入力欄が消えて、名前の入力欄とチェックボックスになりますので、名前を入れてチェックボックス全てにチェックを入れて、「CONTINUE WITH PERSONAL SUBSCRIPTION」を押しましょう。
すると、次の画面で「AKISMET APIKEY」というのが表示されていると思いますので、それをメモしておきましょう。Akismet Anti-Spamサイトでの登録は一旦ココで終了です。
APIキーの承認
再びWordPressのダッシュボードの画面に戻り、プラグインのAkismet Anti-Spamの設定ボタンを押しましょう。
今度は下部にある「Manually enter an API key」を押しましょう。
そうするとAPIキーの入力を促されるので、先ほど手に入れてたAPIキーを貼り付けましょう。「APIキーを使って接続する」を押しましょう。
次の画面で「Akismet は現在サイトをスパムから保護しています。ブログをお楽しみください。」というのが出てくれば承認OKです。
下部で設定画面がありますが、とりあえずはデフォルトのままでOKです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
運営中のサイトをスパムコメントから守るAkismet Anti-Spamというプラグインを有効にするには、wordpress.comへの登録をし、APIキーと言われるものを発行し、それをプラグイン に認証させる必要があります。
無料で利用でき、サイト運営には必須になりますので、是非「有効化」しておきましょう。
また、今回発行したAPIキーやwordpress.comへのアカウント情報は今後も使うことがありますので、きちんとメモしておきましょう。