サイト制作をしていると、「スペースボタンを押して空白を入れたはずなのに、うまく反映されない!」なんて事がありますよね。
そういった際には、「HTML」にて「空白スペース」を表示する「 」というコードを挿入しましょう。
正しいWebでの表示とは
WordPressで記事作成する際には、「ビジュアルエディタ」と「テキストエディタ」というのが存在していますが、「ビジュアルエディタ」の場合は、実は目に見えないコードがいっぱい隠れています。
これは記事作成の際に、直感的に作業でき、扱いやすいようにする為で、とてもありがたい事だとは思います。
しかし、本来Webサイトというのはコードのみで構成されるものです。
ですので、コーディングの「テキストエディタ」で書かれているものが、本来の正しいWebの表示情報になります。
逆に言うと、コードで書かれている事が全て。それ以上でもそれ以下でもないという事です。
ですので、空白スペースの制御が効かない時は、「テキストエディタ」で、確実に空白スペースを示す「 」コードなどを入れる事で、確実にハンドリングがよくなります。
「 」とは
「 」とは「non-breaking space」の略で、日本語では、改行しないという意味になります。
空白スペースを入れたいだけなのに改行?
そうですね。厳密には、「改行をさせない=そのまま続行するけど、ここには空白要素があるよ」という認識でいいのではないでしょうか。
「 」の使い方
「 」の使い方はとても簡単です。
空白スペースを入れたい箇所に「 」コードを入れるだけです。
例) <p>このサイトは デザイナーブリッジです。</p>
という感じになります。
注意
以下でご説明しますが、「 」とは「特殊文字」というものにあたります。
この「特殊文字」に関して、WordPressの場合は、「テキストエディタ」でしか効果を発揮しませんので、「ビジュアルエディタ」で「 」といれても何も意味がありません。
「ビジュアルエディタ」で、
「このサイトは デザイナーブリッジです。」といれても、
「このサイトは デザイナーブリッジです。」と、そのまま表示されます。
ですので「特殊文字」を扱う時は、「テキストエディタで」と言うことを覚えておきましょう。
「特殊文字」とは
コーディングの世界には「特殊文字」というのが存在します。
「特殊文字」とは、「あらかじめ定義されている特別の単語」くらいの意味で覚えておきましょう。
今回ご説明している「 」は、「空白スペース」だったり、「&」は「&(アンド)」の意味だったりします。
え、特殊文字?必要?
そうですね。コーディングやプログラミングをするにあたっては、この「特殊文字」はかなり重要になってきます。
コーディングやプログラミングでは「<」等、「開始タグのカッコ」なんかを常時使用しますよね。
でも、例えば
<p>この「<」文字は「特殊文字」です。</p>
と、「<」を視覚的なテキストとして表示したい場合もありますよね?
その場合、コードでみると
<p>この「<」文字は特殊文字です。</p>
となりますが、コードの世界では、「「<」の部分から新しい要素がスタートしている」と、認識されてしまうのです。
これくらいの構文ですと、大したトラブルにはならないかもしれませんが、場合によっては、大きなエラーを引き起こしてしまう事にもなります。
ですので、コーディングで使われる「記号のような文字(「<」等)」については、あらかじめ「特殊文字」というのが定義されているのです。
よく使う「特殊文字」
ここでよく使う「特殊文字」のご紹介をしておきます。
よく使う「特殊文字」
「&」 = &
アンド
「<」 = <
不等号(小なり)
「>」 = >
不等号(大なり)
「"」 = "
ダブルクォーテーション
その他の、空白スペースの入れ方
空白スペースの「特殊文字」には、合計4つの特殊文字が用意されています。
以下にまとめておきますので、ぜひ、必要に応じて使用してみてください。
よく使う「特殊文字」
「 」
半角と同じ大きさの空白スペース。
「   」
「 」よりやや大きめの空白スペース。
「   」
「 」よりさらに大きめの空白スペース。
「   」
「 」より小さめの空白スペース。